会社概要

歴史資料館 <開発秘話>

主なトピックス

1968年10月 三次電機(株)設立
1968年2月 白黒テレビ生産開始(~71年2月迄)
1981年6月 海外向自動車電話機生産(~93年8月)
1983年9月 厚膜抵抗基板生産(~現在)
1986年11月 海外向携帯電話機生産(~現在)
1987年7月 LCRアダプター(企業向)開発・生産(~02年)
<エピソード>
電話回線そのものが開放されたばかりの時で、回線に関する技術、情報共に十分ではなく、社内も制御基板のハードウェア設計が主流でソフトウェアは始めたばかりという状況下での開発でした。
ソフトを改良して多くの端末、交換機に対応可能となるように設置先の狭く暗い交換機室にこもって動作状況を調べるといった事も行い、何とかサービスイン前の製品出荷を達成することができました。 既に動作しているシステム内へ新規導入するアダプターの場合、システムの持続が大切であることを痛感しました。
1989年11月 AVM開発・生産(~94年)
<エピソード>
北米向けに開発した自動車(警察車両、救急車両、盗難車)の位置検知システムの車載側端末機です。
現在ではGPSの精度が向上し位置検知は容易に出来ますが、スペクトラム拡散方式を使用し、当時としては(湾岸戦争以前)画期的なシステムでした。現在は携帯電話にも採用され一般的になりましたが、スペクトラム拡散方式の理解・初めてのFPGAへの取り組み・英語との戦いでした。当時の人気テレビ番組“なるほとザ・ワールド”でこのシステムが紹介され、我々の開発した端末が放映された時は大変感動しました。
1990年4月 社名をミヨシ電子(株)に変更
1992年7月

CTー2開発・生産(~07年12月)
<エピソード>
北米、カナダ、欧州向けに開発したデジタル方式の携帯端末で、現在のPHS端末と同じです。
デジタル方式の携帯端末としては世界で初めて規格化された方式でしたのでいろいろと問題のある規格でした。当社も初めて取り組むデジタル方式の端末であり、開発は何度も壁にぶつかり完成までに3年という月日と、莫大な開発費を費やしました。
完成後は大変息の長い商品になり、当社の無線開発部隊の基礎となる大変重要な開発でした。

1995年11月 国内向携帯電話機生産(~06年)
1997年8月 パワーアンテナ開発・生産(~04年3月)
<エピソード>
  • その1
    開発機種を人間に例えると開発段階では産みの苦しみであり市場に出ると産みの喜びに例えられます。
  • その2
    店頭のパワーアンテナを見ていると店員が説明してくるのです。それを黙って聞きながら満足感に浸っていました。そして何と言っても初めてPHSの電波に乗って声が届いた時の感動は忘れられません。
2000年4月 AX-W1開発、生産(~04年10月)
<エピソード>
ミヨシ電子始まって以来の、国内キャリア向電話端末です。
この開発プロジェクトリーダーに任命された時の重圧は大変なものでした。技術、時間、人間関係の3つの問題を乗越え自分達で開発したPHSで通話が出来た時の喜びは決して忘れられません。又、AX-W1が掲載された本を手にした時の喜びも心に深く刻まれています。
2002年4月 シリコンRFデバイス三菱電機(株)より業務(開発・生産)移管(~現在)
<エピソード>
高周波の世界でも、BipolarからLDMOSの流れがあり、我々もLD-MOSでの製品ライナップ化を推進しています。RD70HVF1はその第一号製品として世の中にリリースしたもので、175MHzで70W以上の高出力が得られるMOS FETで、今では多くのお客様に使って頂けるようになっております。
開発にあたっては、チップの電力密度を高くとるためのVLSI技術を駆使し、独自のチップ構造を開発し、チップ性能をフルに引き出す為、パッケージ内のレイアウトに工夫が必要でした。MOS FETチップ開発、パッケージ内も含めた高周波回路設計、実機試験評価それぞれの技術の結集により、業界初の業務無線用高周波高出力MOS FETとして実現出来ました。ニッチな分野ながら、業界No.1に向けてがんばっています。
2002年6月 IP電話アダプター開発・生産(~07年12月)
<エピソード>
通信事業部とは言えLANに関連する初めての製品です。
当初は、LANやLinuxの技術を勉強しながらの日々でした。
開発に付き物の大変さはありますが、Yahoo BB Phoneや各社の猛攻勢を跳ね返すべく、日夜頑張っています。
2006年6月 セキュリティ用GPS携帯電話端末開発・生産(~07年3月)
<エピソード>
ミヨシ電子の得意な通信とGPSの分野がコラボした本格的なセキュリティ機器の開発・量産を経験しました。初代のセキュリティ携帯も開発しておりますが、2代目は通信方式の変更やGPSの搭載などで、ほぼ1からの開発となり、新たに得られた技術・スキルは多大なものでした。 このGPS携帯は日々、子供達の安全面で役立っています。
また、本製品が子供を守り不審者が検挙されたという報道を見て、本当にやりがいのある仕事に携わったのだと改めて実感しました。
2008年3月 ハンディターミナルフォン(MR2100)開発・生産(~11年5月)
<エピソード>
ハンディターミナルと携帯電話を足し算すると?という発想から生まれた  業界初の「ハンディターミナルフォン」です。実際開発する上では、常に難関に当たりながらも通信事業部総力を挙げて 商品化に漕ぎ着けることができ、Webサイトや新聞等で取り上げられた時の気持ちは今でも忘れません。  自社製品は常に発想力を持って臨まなければならないと思います。その意識を一人一人持つことが重要だと痛感したプロジェクトでした。
2010年4月 太陽光発電用リモコン開発・生産(~現在)
<エピソード>
太陽光ブームが到来する以前の案件でしたが、再生エネルギーの将来を期待して開発を進めました。
当時は太陽光に関する知識がほとんど無く、専門用語の理解から始める必要がありました。
また、日射が少ない時の電源変動対策や10年を想定した長期信頼性、薄型化実現のための設計等、難題は数多くありましたが、苦労の甲斐もあって近年まれに見るヒット商品になりました。
現在の情報通信カンパニーの礎を築いた案件として長く記憶に残る製品になったと思います。
2013年3月 ストリング監視ユニット開発・生産(~現在)
<エピソード>
太陽光発電の監視装置として開発した、太陽光パネルのストリングに流れる電流を簡易的に測定・比較し、太陽光パネルの故障を診断する装置です。
開発当初は、実際の太陽光発電所に出入りを繰り返し、手作りの電流センサで実験を行いました。
真夏の炎天下で汗だくになったり、雪の降る中での凍える思いをしたことを覚えています。
そして2年をかけてようやく量産へと漕ぎ着けました。初品を自らの手で現地に設置した際、台風の直撃に会い暴風雨の中での作業を余儀なくされ、とても大変でした。
まだ発展途上の製品であり、これからも改善をしていく必要があることから、いわゆる「のびしろ」のある製品です。
2014年9月 MG-A250 ワイヤレス ゲートウェイ開発・生産(~現在)
<エピソード>
当初、無線センサー機器のデータを集め、ネットワーク上のサーバーへもデータを保存することが可能で、且つネットワークに接続出来ない時でも、データの収集・保存が可能な機器を開発出来ないかをテーマに検討し、MG-A250 ワイヤレスゲートウェイが誕生しました。
自主製品として開発したため、インターフェースとして何が必要か?ハードウェアの構成はどうするか?等の仕様決めに議論が伯仲し、喧々諤々としながら打合せをしたことを覚えています。
その仕様決めに苦労している間に、展示会に出展することが決まり、その期間わずか1か月半。
短期間で製品を開発しないといけない状況でしたが、無事出展することが出来ました。
完成したゲートウェイは、情報通信カンパニーの得意とする無線通信技術を生かしたものとなっておりIoT/M2Mのさまざまなシーンで活用が期待される製品となりました。
2015年6月 自動灌水システム開発・生産(~現在)
<エピソード>
弊社の保有するIoT分野の技術を農業関係に展開、提案するため、ワイヤレスゲートウェイと土壌センサ、電磁バルブを使ったデモ機(水分表示と水流制御)を開発し、農業展に出展。
「水を自動で制御する」に主眼をおき開発を進めましたが、生物を扱う機器においての様々なテーマが見つかりました。 季節や昼夜の制御のためのカレンダー機能の追加や水分が土に浸透する時間の反映、また、散水量を均一にするため、最大20台のバルブ、センサーを制御できるようにするなど、改良の連続でした。
現在では、これらノウハウも習得し、ビニールハウスやビル屋上の緑化で使用する自動灌水システムで採用を頂いております。
2016年5月 920MHz無線モジュールの海外認証製品(~2019年)
<エピソード>
海外へ設置するFA装置に使用する無線モジュールの要求があり開発に着手しました。
弊社で保有する「国内認証取得済の無線モジュール」をベースに、 まずは、中国向けの無線モジュールを開発。SRRC(中国無線送信認可)の取得では400MHz帯、920MHz帯、868MHz帯等色々な情報があり、認証機関等や現地 法人などに調査を行いながら使用可能な周波数を確認して製品化致しました。この経験を生かし国ごとに異なる無線規格をタイムリーに認証するノウハウも 蓄積でき、日本、中国、欧州、北米、インド向けで認証取得した無線モジュールを保有しています。
2017年10月 Energy Checker開発/生産(~現在)
<エピソード>
お客様から高圧の電気通電状態を見える化し、感電防止に効果を発揮する表示装置の開発委託を受け、 2年以上の歳月を経て顧客要求に応じた製品化を行いました。
この製品は、高圧受電設備などの高圧線やバスバーに 取り付けることにより、高圧線から漏れている微弱な電流を集めて、本装置に内蔵するLEDを点滅させることで高圧線 に電気が流れていることを視覚化することができます。
また、装置への電源は不要で半永久的に動作することも特徴です。 より多くの微弱電流を効率的に集める為にケース内面には金属蒸着、回路も工夫するなどし、数回の試作やフィールドテスト を繰り返しました。高圧の電線に触るなどした感電事故は継続的に発生している状況であり、この装置が少しでも安全面で役 に立ち、不幸な事故が無くなってくれればと念じています。
2018年4月 LTE通信アダプター開発/生産(~現在)
<エピソード>
業務用IP無線機の無線エリアを広げるため、Wi-Fi通信エリアに加えて公共LTE(4G)が使える機器外付け型の 通信アダプターの開発を行いました。
これまで2G、3Gと製品化、その後研究や小口で取り組んでいた第4世代通信でし たが、今までに蓄積した通信技術をベースに周波数の拡大、新プロトコル等の評価、試験設備等の導入を図って、LTE(cat-4)を用いた 製品の量産をスムーズに立上げすることができました。
その後、通信モジュールは5社を採用し経験を積んだことで、当社ゲートウェイ LTE版の量産の他、現在では、様々なLTE通信機器の開発、量産のご用命を頂いております。
2019年3月 LPWA(LaRa-WAN)通信装置 開発/生産(~現在)
<エピソード>
Low Power Wide Area (LPWA) 通信機器として、自治体向けの遠隔監視用通信装置の開発を行いました。 低消費電力で長距離の通信ができる無線通信技術の採用という事で、最大伝送速度や伝送距離などの実験と評価を 実施し、最終的にはバッテリー保持約1年、伝送距離5 km程度(見通し)を実現しました。
920MHZ、特小電力を 用いた通信機器は、独自の通信モジュールを保有し、位置検知の中継局(ビーコン)と主装置間の通信に用いたり、 大規模発電所の監視装置に用いるなど、複数の製品化を行ってきましたが、今後拡大が見込まれるLoRa、Sigfox、 NB-IOTなどのLPWA製品に展開できる技術を保有できました。
2019年6月 車載OBDⅡ通信アダプター 開発/生産(~現在)
<エピソード>
電子化が急速に進んでいる自動車向けの通信機器として、ECUの保有データをOBDⅡ端子から取り出し、 無線で伝送する通信アダプターの開発を行いました。
自動車メーカーににより若干のカスタマイズが必要であった ため、製品品種が増え、小ロットでの生産となりますが、資材購入から製造まで、細かなトレーサビリティ管理を 取り入れ、生産を開始しております。
2020年9月 産業用リモコン 開発/生産(~現在)
<エピソード>
操作用のリモコン(送信機、受信機)の開発を行いました。
無線方式は2.4GHz(独自プロトコル)を採用。 リモコン操作時の電波伝搬(反応)は「数ミリ秒」であり、その遅れによるタイミングの影響を最小にしつつ、 接点溶着などによる動作異常があってはならないボタンについては無接点方式としました。
他のスイッチの信頼性も、携帯電話などの耐久性(約20万回)を大幅に超える耐久性を実現。 防水構造は成形品や パッキンの構造の見直し、成形品の寸法規格の調整を経て、量産ラインでの防水(機密)検査などを導入し、 IP65規格に準じた製品の量産を開始しております。 
2020年11月 医療機器 無線通信機器 開発/生産(~現在)
<エピソード>
医療機器を監視する装置として、機器の保有するデータをWi-FiやBLEでデータ伝送する製品を2品種開発しました。
医療機器の位置や、測定したデータをクラウドやサーバーに転送、通知することで、病状異変の早期発見や医療従事者の省人化、 効率化が図れます。ミヨシ電子では、大学病院等との共同研究も開始しており、医療従事者のお役にたつ医療機器の無線化 (情報通信技術)に力をいれております。